1972年2月17日、ブラジル銀行は東京に日本で始めての在日支店を開設し、海外ネットワークの拡充に力を注ぐ中で、ブラジル対外貿易の急激な成長を支えて参りました。当時、海外売上高は、年間27億米ドルに達しました。　

1982年9月まで東京支店を中心に行われていた対外貿易取引の体制により、当行を日本経済へ根付かせ、また日本のブラジルへの投資プロジェクトに参加することを可能にしました。　　

　
1982年後には、日本の銀行法改定の結果としてブラジル銀行東京支店は、海外支店の資金調達と自行のブラジルにおける外国投資ポートフォリオのサポートに重要な役割をもつようになりました。その資金は主に、銀行や非金融系の大企業から集められました。　

　　
1990年6月1日に「出入国管理及び難民認定法（入管法）」の改定により、日系人の日本における就労が法的に認められることになりました。その後、就労目的で日本へ渡る外国人の数は伸び続け、その中でも特にブラジル人の数は急増しました。今日において、およそ230,000人のブラジル人が日本で就労しており、３番目に大きい外国人コミュニティーを形成しています。　

　
お客さまにあらゆる金融ソリューションを提供し、ブラジル貿易を促進、サポートするための資金調達をすすめるというミッションを持つと同時に、個人、法人そして政府機関のお客さま（領事館、大使館）との取引にも力を入れています。

　
現在、当行は日本全国に４つの支店を有し、８万人の顧客を持つ、日本におけるブラジルの主要な銀行です。ブラジル人コミュニティーのお客さまのみでなく、他のラテンアメリカ各国、また日本のお客さまも当行の主要かつ大切なお客さまです。当行は、４ヶ国語（ポルトガル語、スペイン語、英語、日本語）にて応対が可能なため、サービスの品質を害することなく、多様な国のお客さまにスムーズにお取引いただけます。

　
世界の大規模な銀行との競争の中で、ブラジル銀行在日支店は地元メディアと投資家の注目を一手に集めているレアルを含めた多通貨の外貨預金を開始した最初の銀行でもあります。当行の預金口座、ポウパンサオウロ（Poupança-Ouro）は、１つの口座で円、レアル、米ドル、ユーロの運用および、定期預金もご契約可能です。

　
ブラジル銀行在日支店は、海外送金サービスに大きな特徴があります。2002年に送金カードをスタートし、ブラジルへの送金サービスにおいて、リーダー的存在として確固たる位置を築きました。当送金サービスでは、送金カードにてＡＴＭまたは店舗窓口から米ドル、レアル建て送金を、事前登録した送金先に送ることができます。カードで送金ができるようになったことにより、これまでお申込み用紙のみでしか行うことができなかった海外送金方法を革新したのみでなく、お客さまに対して大きなメリットを生み出しました。　

　
当行は各店舗の窓口でのサービスのほかにも、お客さまのニーズに合わせたさまざまなオンライン取引サービスをご用意しております。インターネットバンキングは、世界中どこでもお取引が可能で、ポルトガル語、スペイン語、日本語、または英語にてご利用いただけます。携帯電話による自動取引では、コンピューターがなくてもご自身の口座にアクセスし、お取引ができます。また、テレフォンバンキングにて固定電話からお取引をすることも可能です。
　

当行はまた、セブン銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行とのＡＴＭ利用提携により、日本における外国銀行で最大のＡＴＭネットワークを誇り、日本全国約48,000台のＡＴＭにて、残高照会、お預け入れ、お引き出し、海外送金のお取引をご利用いただくことができます。

　
卸売業取引にて当行は、信用状の発行、輸入金融、フォーフェイティング、および輸入前貸し等、ブラジルとの対外貿易取引をサポートしています。

　
法人営業では、南アメリカの大使館や領事館など主要な取引先の他に、企業、サッカークラブ、学校へ給料振込みサービスや、送金、振込みのサービスも行っております。

　
銀行間取引市場においては、アジアにおけるコングロマリットの代表として、日本国内の銀行、および他の周辺国との新たなビジネスチャンスを求め、積極的に関係を深めています。

ブラジル銀行在日支店は、日本における歴史の中で39年間、両国間関係の強化に大きく貢献しています。

-　ブラジル銀行在日支店の歴史　-　

　
1972年　ブラジル銀行東京支店の設立　

1993年　ブラジル銀行浜松支店の設立　

1998年　ブラジル銀行名古屋支店の設立　

2001年　ブラジル銀行群馬支店の設立

2001年　インターネットバンキングの開始

2002年　茨城、長野、岐阜出張所の設立

2002年　郵便局とのＡＴＭ利用提携開始